【ブラジル】特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラム 受付け再開

2023年01月

日本国特許庁(JPO)とブラジル産業財産庁(INPI)は、2022年1月1日から2国間PPHに加えて、PCT-PPHの試行プログラムを開始しました。
そして、INPIが受付けるPPH申請の上限件数 (日本を含めたブラジルとのPPH実施庁からの申請の総数)を年間600件から800件(PCT-PPHの100件を含む)に拡大しました。
しかし、申請件数が上限の800件に達したため、2022年9月29日より、新規申請の受付を停止しておりました。
詳細につきましては弊所知財トピックス2022年10月掲載分をご参照ください。
https://www.saegusa-pat.co.jp/topics/12469/

2023年1月1日より、INPIは新規PPH申請の受付けを再開しました。
IPCセクション毎の上限は従来の年間150件から250件に拡大されましたが、年間上限総件数は、昨年と同じ800件(PCT-PPHの100件を含む)で、同一の出願人からの申請は従来通り1週間当たり1件に限定されています。

尚、分割出願についてPPH申請された場合、原出願と分割出願の両方が早期審査の対象となります。この場合、PPH申請前に原出願と分割出願の両方に審査請求を行う必要があることが、2022年12月16日付けの政令第78/2022号にて明示されました。