【日本】「事業会社とスタートアップのオープンイノベーション促進のためのマナーブック」が公表されました
2023年09月
特許庁と経済産業省のとりまとめにより、オープンイノベーションを成功させるための良好なパートナーシップ構築において、事業会社・スタートアップの双方が意識すべきポイントを「マナー」として紹介した、「事業会社とスタートアップのオープンイノベーション促進のためのマナーブック」(以下、マナーブック)が公表されました。
1. マナーブック
オープンイノベーションを成功させるためには、連携先との良好なパートナーシップの構築が欠かせません。このマナーブックには、理想的なパートナーシップを構築するためのマナー4箇条やスタートアップとの対応で意識すべきこと等がわかりやすく説明されています。
マナーブックは以下のURLから入手できます。
https://www.jpo.go.jp/support/general/open-innovation-portal/document/index/com-su-mannerbook.pdf
2. オープンイノベーション促進のためのモデル契約書(OIモデル契約書)
連携先が見つかり、契約交渉に臨む際には、特許庁と経済産業省が公表した、OIモデル契約書が参考となります。例えば、特許庁の以下URLには、秘密保持契約書、共同研究開発契約書などの雛形が解説と共に公開されています。
https://www.jpo.go.jp/support/general/open-innovation-portal/index.html
特許庁と経済産業省によりますと、OIモデル契約書は、スタートアップと事業会社の連携を通じ、知財等から生み出される事業価値の総和を最大化することを理念として掲げ、従来の常識とされていた交渉の落とし所ではない新たな選択肢を提示したものとなっています。
詳細につきましては、経済産業省の以下URLをご参照ください。
https://www.meti.go.jp/press/2023/05/20230519001/20230519001.html