【日本】「特許非公開」25分野を指定する政令

2023年11月

経済安全保障推進法が、2022年5月11日の参院本会議で可決・成立し、同年5月18日に公布されました。経済安全保障推進法は①供給網(サプライチェーン)の強化②基幹インフラの安全確保③官民による先端技術開発④特許の非公開の4本柱で構成されています。
詳細につきましては弊所知財トピックス2023年5月掲載分をご参照ください。
https://www.saegusa-pat.co.jp/topics/13641/

4本の柱の1つである、特許の非公開に関しまして、2023年8月1日、政府は航空機のステルス技術(レーダー探知を難しくする技術)など25分野を指定する政令を決定しました。
25分野にはステルス性能を念頭にした航空機の偽装・隠蔽技術、武器に関係する無人航空機・自律制御技術、固体燃料ロケットエンジン、使用済み核燃料の再処理技術が含まれる他、レーザー兵器、電磁パルス(EMP)弾のような最新鋭の武器開発につながる技術などが盛り込まれています。