EPOは、2024年6月27日付けで、2023年次レビュー（Annual Review 2023）を公表しました。
2023年に、欧州特許条約(EPC)は発効50周年を迎えました。この機会に、EPOの活動内容を広く一般の方々に知ってもらうためのイベントや、ソーシャルメディア等におけるキャンペーンが数多く行われたことが紹介されています。
また、2023年はEPOの「戦略計画2023」の最終年度にあたるため、当該計画の5つの目標それぞれについての成果が詳しく紹介されています。
「戦略計画2023」の詳細につきましては、弊所知財トピックス2023年11月掲載分をご参照ください。
https://www.saegusa-pat.co.jp/topics/13996/

2023年次レビューによりますと、例えば、目標１「熱意に満ち、知識が豊富で、かつ協力的な組織の構築」の項目では、2022年に実施されたStaff Engagement Surveyの結果と比較して、権限委譲、多様性、柔軟性など、13項目中10項目で改善が見られました。
目標２「ITシステムの簡素化及び近代化」については、特許付与プロセスおよび庁内プロセスのデジタル化比率は、2019年末の51.3%から、2023年末には87.8%に上昇しました。

年次レビュー2023（Annual Review 2023）の全文は、EPO公式ホームページ（以下URL）から入手できます。
https://link.epo.org/web/general/annual-review-2023/en-annual-review-2023.pdf