ブラジル産業財産庁（INPI）は、2国間特許審査ハイウェイ(PPH)プログラムの申請件数が今年度の上限である800件（PCT-PPHの100件を含む）に到達したため、受付を停止する旨公表しました。尚、PCT-PPHについては、2024年3月に、申請が上限件数に到達し、すでに受付を停止しています。
次回の受付は、2025年1月1日から開始される見込みです。

これとは別に、INPIは、2024年7月6日からグローバル特許審査ハイウェイ(GPPH)プログラムに参加しています。但し、これに関するブラジル国内での新しい省令がまだ公表されておらず、新規則発効までは、現行のPPH規則が有効となります。

GPPHは、3種類のPPHを利用できる多数国間の枠組みです。この枠組みに参加した庁の間では、通常型PPH、PPH MOTTAINAI及びPCT-PPHの全てが利用可能となります。2024年7月6日時点で日本を含む28の庁が参加しています。

GPPHの詳細につきましては、JPOの以下URLをご参照ください。
https://www.jpo.go.jp/toppage/pph-portal-j/globalpph.html