【インド】特許法一部改正‐2024年8月1日施行
2024年08月
2024年7月26日及び7月29日に公布された通達により、Jan Vishwas (Amendment of Provisions) Act, 2023(2023年ジャン・ヴィシュワス(規定改正)法)が、2024年8月1日に施行されました。同法は、犯した犯罪や違反の重さと、定められた刑罰の重さを等しくすることを意図したもので、特許法、商標法、その他の様々な分野に関連する規定が含まれます。以下に、特許法に関する主な事項をまとめました。
1. 虚偽の表示(特許法第120条)
(改正前)特許及び特許出願の対象である旨の虚偽の表示をしたときは、10万ルピー以下の罰金に処する。
(改正後)罰金が10倍の100万ルピーに引き上げられました。
*1ルピー=約1.75円で換算しますと、100万ルピーは約175万円です。
2. 情報提供の拒否又は虚偽の申告(特許法第122条(1)(2))
(改正前)政府またはコントローラーが求める情報の提供を拒否また提出を怠った場合は100万ルピー以下の罰金に処する。また、虚偽の申告をした場合は、6月以下の禁固若しくは罰金又はこれらを併科する。
(改正後)情報の不提出の場合の罰金が10万ルピーに引き下げられた一方、虚偽の申告をした場合の罰金は総収入の0.5%又は5,000万ルピーの何れか低い方に引き上げられ、禁固刑は無くなりました。
詳細につきましては、以下URLからJan Vishwas (Amendment of Provisions) Act, 2023全文をご参照ください。
https://mod.gov.in/sites/default/files/0201202401.pdf