台湾知的財産局（TIPO）は2021年から「スタートアップ企業向け積極型特許審査パイロット・プログラム」を開始し、2022年には適用対象を、設立8年未満の企業にまで拡大しました。
詳細につきましては弊所知財トピックス2024年2月掲載分をご参照ください。
https://www.saegusa-pat.co.jp/topics/14694/

今般、TIPOは、2024年12月31日に満了となった試行期間を1年間延長するとともに、プログラム申請対象となる企業に以下の2と3を追加しました。

申請対象企業
１. 台湾公司法又は外国の法律に基づき登記等された設立8年未満の企業
外国企業である場合、設立日を証明する書類とその中国語翻訳文を提出する必要があります。

2. 2年以内に、国家レベルの賞を受賞したイノベーション研究開発力を有する企業
対象となる賞には、台湾で授与される、NEXT BIG賞、ビジネス・スタートアップ賞、国家産業イノベーション賞、国家発明創作賞の4つが含まれます。

3. TIPOが政府技術開発計画に基づき委託した機関から指導を受けた企業

尚、本プログラムを利用することにより、申請から平均4ヶ月で審査結果を受領することが可能です。