【WIPO】全世界の特許出願件数が7年連続で上昇、中国は130万件を超える
2018年02月
2017年12月6日に、世界知的所有権機関(WIPO)は、2016年の全世界の特許出願件数が約312.8万件で、前年比8.3%増加したことを、発表しました。
特許出願件数の第1~5位は、中国(約133.9万件、前年比21.5%増)、米国(約60.6万件、前年比2.7%増)、日本(約31.8万件、前年比0.1%減)、韓国(約20.9万件、前年比2.3%減)、欧州特許庁(約15.9万件、前年比0.4%減)でした。これら五庁で世界総計の84%を占めました。
中国の特許出願件数は、第2~5位の米国、日本、韓国、欧州特許庁の特許出願件数の合計よりも多く、中国での特許出願件数の増加分は、全世界の特許出願件数の増加分の98%を占めました。そのことが大きく影響して、全世界の出願件数に占めるアジアのシェアが、64.6%になりました。しかし、一人当たりの出願件数では、中国は、ドイツ、日本、韓国、米国の次でした。
特許出願件数の第6~10位は、ドイツ(約6.8万件)、インド(約4.5万件)、ロシア(約4.2万件)、カナダ(約3.5万件)、オーストラリア(約2.8万件)でした。
各国居住者の海外への出願件数は、米国(約21.6万件)、日本(約19.2万件)、ドイツ(約7.5万件)、韓国(約7.0万件)、中国(約5.2万件)の順で、米国居住者の海外への出願件数は中国のそれの4倍強でした。
詳細につきましては、以下のWIPOのサイトでご覧いただけます。http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2017/article_0013.html