【中国】2017年の知的財産権保護状況白書を発表、民事事件が大幅に増加

2018年08月

国家知識産権局は、2017年度知的財産権保護状況白書を2018年4月に発表しました。

その中の司法による知的財産権保護状況を見ると、2017年の知的財産権に関わる第一審事件(民事、行政、刑事)の新規受理件数(全国の人民法院が受理した件数)は、約213,500件でした(前年比40.4%増)。その内、民事事件は201,039件(前年比47.2%増)で、大幅に増加し過去最多となりました。

上記民事事件を類別で見ると、201,039件のうち、著作権事件が137,267件(前年比57.8%増)、商標権事件が37,946件(前年比39.6%増)、専利(特許、実用新案、意匠)権事件が16,010件(前年比29.6%増)でした。

表で示すと、次のようになります。

2017年の第一審事件の新規受理件数                 213,500件 (前年比40.4%増)

民事事件                             201,039件 (前年比47.2%増)
     ① 著作権事件                   137,267件 (前年比57.8%増)
     ② 商標権事件                   37,946件(前年比39.6%増)
     ③ 専利(特許、実用新案、意匠)権事件       16,010件(前年比29.6%増)
     ④ その他                     9,816件