商標の種類は、文字や図形のような商標を構成する要素によって、次のように分けることができます。
【参考資料】商標の種類
新しいタイプの商標の保護
2015年4月1日より色彩のみ、音、動き、ホログラム、位置といった「新しいタイプの商標」について商標登録を受けることが認められ、商標法上の保護が受けられるようになりました。2022年4月8日時点で、音商標336件、動き商標160件、ホログラム商標15件、色彩のみからなる商標9件、位置商標112件が登録されております。
色彩のみからなる商標や、単音、自然音を認識させる音、楽曲としてのみ認識される音等からなる音商標のほか、新しいタイプの商標の多くは原則識別力がないものとして取り扱われると考えられております。そのため、これらの新しいタイプの商標について商標登録を受けるためには、使用実績を示す証拠を提出し、商標が使用により識別力を有するに至ったものであることを立証する必要があります。
なお、新しいタイプの商標が、識別力を有する文字や図形と組み合わされたものである場合には、全体としても識別力を有すると判断されると考えられております。例えば、音商標が、言語的要素を有するサウンドロゴであり、その言語的要素が識別力を有する場合には、全体として識別力を有すると判断されることになります。
また、2015年3月31日以前から使用している新しいタイプの商標(位置商標を除く)については、新しいタイプの商標として他人に登録された場合であっても、継続的使用権が認められ、従来の業務範囲内で継続して使用することができます。
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商標
著作権
その他
1.商標
2)商標の種類
商標の種類は、文字や図形のような商標を構成する要素によって、次のように分けることができます。
【参考資料】商標の種類
新しいタイプの商標の保護
2015年4月1日より色彩のみ、音、動き、ホログラム、位置といった「新しいタイプの商標」について商標登録を受けることが認められ、商標法上の保護が受けられるようになりました。2022年4月8日時点で、音商標336件、動き商標160件、ホログラム商標15件、色彩のみからなる商標9件、位置商標112件が登録されております。
色彩のみからなる商標や、単音、自然音を認識させる音、楽曲としてのみ認識される音等からなる音商標のほか、新しいタイプの商標の多くは原則識別力がないものとして取り扱われると考えられております。そのため、これらの新しいタイプの商標について商標登録を受けるためには、使用実績を示す証拠を提出し、商標が使用により識別力を有するに至ったものであることを立証する必要があります。
なお、新しいタイプの商標が、識別力を有する文字や図形と組み合わされたものである場合には、全体としても識別力を有すると判断されると考えられております。例えば、音商標が、言語的要素を有するサウンドロゴであり、その言語的要素が識別力を有する場合には、全体として識別力を有すると判断されることになります。
また、2015年3月31日以前から使用している新しいタイプの商標(位置商標を除く)については、新しいタイプの商標として他人に登録された場合であっても、継続的使用権が認められ、従来の業務範囲内で継続して使用することができます。
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