【ブラジル】審判段階における補正等を制限する新規則-2024年4月2日施行予定
2023年12月
2023年12月12日、ブラジル特許庁(BPTO)は、審判段階での自発補正等を制限する新しい規則(Legal Opinion第19/2023号)を公表しました。新規則によりますと、審判請求時及び審判段階では、審査段階で審査されなかったクレーム(権利範囲を減縮する補正を含む)、新たな反論及びデータの提出は認められません。審判部は、審査で拒絶査定となったクレーム等を再度審理します。
当初BPTOは、施行日を2024年2月12日としていましたが、2023年12月26日付官報No.2764にて、施行日を2024年4月2日に延期する旨公表しました。
さらに、BPTOは、すでに審判に係属中の案件については、2024年4月2日までは、上申書の提出又は審判部のオフィス・アクションへの応答時に、用語の修正等の補正を認めるとしています。
尚、新規則の詳細につきまして、今後変更の可能性もあるようです。
現在公表されている新規則によりますと、2024年4月2日以降は、最初の拒絶理由通知書への応答時が、新たな反論や自発補正等を行う最後の機会となり得ることにご留意ください。
Legal Opinion第19/2023号の詳細につきましては、BPTOの以下URLをご参照ください。
編集者注:2024年2月27日、BPTOは新規則の変更を公表しました。
詳細につきましては、以下URLから2024年2月掲載分をご参照ください。
https://www.saegusa-pat.co.jp/topics/14713/