【シンガポール】調査/審査請求を無料で延長できるパイロット・プログラム開始

2024年09月

シンガポール知的財産庁 (IPOS) は、調査/審査請求期限を18ヶ月間無料で延長可能なパイロット・プログラムを導入しました。

シンガポールには、2つの審査請求ルートがあります。第1は現地ルートで、IPOSが調査及び実体審査を行います。第2は混合ルートで、対応他国出願の調査結果等に基づき、IPOSが実体審査を行うものです。いずれの場合でも、優先日または出願日から36ヶ月以内に調査/審査請求が必要です。但し、36ヶ月の期限以降、1ヶ月ごとに200SGD (約23,000円) の延長手数料を支払うことにより18ヶ月まで延長可能です。
今般、公表されたパイロット・プログラムでは、審査請求期限が2024年9月1日から2026年8月31日の間にある出願については、審査請求期限から18ヶ月の延長が手数料なしで可能となります。延長申請は、審査請求期限から18ヶ月以内であればいつでも可能です。すでに18ヶ月未満の延長を申請している場合は、合計で18ヶ月までの延長をさらに申請することができます。

詳細につきましてはIPOSの以下URLをご参照ください。
https://www.ipos.gov.sg/docs/default-source/resources-library/patents/circulars/circular-no-4-2024.pdf?sfvrsn=6da3d35f_1