【欧州】欧州特許庁、2015年年報を公表
2016年06月
欧州特許庁(EPO)は、2016年3月3日付で、同庁における2015年の出願件数等を公表しました。
それによると、まずEPOが受理した出願件数(注1)は、278,867件(前年比1.6%増)でした。また、EPOが実際に審査を行う、いわゆる欧州特許出願(European Patent Application)の件数(注2)は、160,022件(前年比4.8%増)でした。この欧州特許出願の件数が多かった国は、米国、ドイツ、日本、フランス、オランダ、スイス、韓国、中国、英国及びイタリアの順(上位10ヶ国)でした。前年比では、米国(16.4%増)と中国(22.2%増)が大幅増、ドイツと日本が微減(ともに約3%減)、その他の国は微増(約1~9%増)でした。企業別では、上位10社に、欧州4社、米国3社、韓国2社、中国1社が入りました。日本企業は上位10社には入りませんでしたが、上位25社までに4社が入りました。
注1:PCTルートではなく直接EPOに出願されたもの(61,725件)と、PCT出願(国際段階)(217,142件)との合計
注2:PCTルートではなく直接EPOに出願されたもの(61,725件)と、EPO域内段階へ移行したPCT出願(98,297件)との合計